雑記
昨日はあんなこと書いちゃったけど、さしあたって学校当局が有効ないじめ対策に積極的に取り組むなどということはとても考えられず、いじめ被害者が主体的に闘争するということが極めて過酷である以上、とりあえずは各自が逃げ場を確保するしかないかもしれ…
上のエントリを書いたあと、はてなキーワードの「大西巨人」の項目に目を通してみたところ、「大橋巨泉とは別人である。」に不覚にもちょっと笑った。わざわざ書く必要ねえだろ、そんなこと!
教室ないし学校を「特殊ノ境涯」として規定し成立させようとしたのは、ほかならぬ日本支配権力・国家主義者であったのである。絶対主義的学校の部分に組み入れられた教師が新入生にまず浴びせかけた言葉は、「学校は、家庭とは訳が違うぞ。」、「貴様は、家…
本を読む暇がなかったのでしばらく放置していたのだが、なぜかアンテナで更新チェックされていたのをきっかけに復帰してみる。 私は田舎の公立高校出身で、受験対策の必修逃れなどにはとんと縁がなかった。なんせ男子校であるにもかかわらず(本来は、である…
私は長いこと歯医者に通っていたのだけど、先日ようやっと乳歯*1を一本抜いてその隣の歯の神経を抜き、穴埋めのためにブリッジ*2を嵌め込んで、治療が一段落した。 ブリッジを装着して数日、口の中の異物感には慣れたのだけど、食事が不味くなったのはどうに…
夫人は一切野球に興味がなく、夫がプロ野球選手であることも知らなかった。福本も福本で「松下から阪急に転職するから」としか説明しなかったからだが、夫人は夫が阪急電鉄の駅員として働いているものと思い込み各駅を探し回った。そのうちに駅員から「もし…
(……中略)金本が記録をつくった足かけ8年は高校・大学の7年に匹敵する。この間、優等生で皆勤賞を続けた。フル出場の維持は「仕事に対する責任感」と金本◆そこここで責任感が劣化し、不祥事が続発する世にまたとないお手本だ。 (読売新聞4月10日夕刊…
漱石ゆかりの高校、「坊っちゃん」読了生徒4割 いいじゃん別に、読んでなくても。故郷を舞台にしていようが、作者が大作家だろうが、所詮たかが小説じゃないの。読みたくなければ読まなければいい。読んで面白くなかったら途中で放り出せばいい。それでもい…
知人が某病院に入院したので見舞いに行ったのだが、しばらく話をして帰ろうとしたところ、「ただいまより当病院長による回診をおこないます。外出中の患者さんは病室にお戻りください」というアナウンスが聞こえた。なんだろうと思っていたら廊下の向こうか…
それにしても、トリノオリンピック閉幕後の荒川静香選手のもてはやされぶりを見るにつけ、メダルを取るか取らないかで大きく違うものなのだなあと改めて感じる。私としては、「参加することに意義がある」オリンピックなんだし、選手本人はともかくとして、…
ついさっきまで、『チボー家の人々』の作者はロジェ・マルタン・デュ・ガールではなくアルベール・チボーデだと勘違いしていた。読んだこともあるというのに。だいたい、チボーデは批評家だろ>俺。日頃くだらない地口ばかりたたいているからこういうことに…
前回のエントリで取りあげた村山槐多もそうだが、私は「夭折の〜」という存在に弱い。梶井基次郎やノヴァーリスの名前を聞いただけでクラッとくる。サン=ジュストの腕の中に抱かれて死ねるなら断頭台に送られてもいい*1。これは私の裡に秘められた、通俗ロ…
徹夜明けに早朝六時から再放送していたNHK教育テレビのフランス語会話を見る。なんというか、大学一年生に戻ったようで新鮮な気分になった……ような気がしなくもない。なにやってるんだろ、俺、疲れてるのかな。 ところで番組の後半、神戸かどこかで開かれて…
それにしても、つらつら考えるに、良きにつけ悪しきにつけナポレオンというと一世のことばかり取り沙汰され、その甥の三世が閑却されているというのはいささか理不尽ではないだろうか。そもそも一世の遺骸はパリの廃兵院に安置されているというのに、三世は…
どうしてこんなに更新をサボっていたかというと、虫歯とそれに伴う偏頭痛に悩まされて文章を書く気力がなかったということもあるのだけれど、それよりもなによりもこの時期ひとしく自営業者を悩ませる確定申告のせいなのだ。そう、今この時にも全国津々浦々…
またぞろ不眠症気味で眠れないのをいいことに、やけになって深夜四時過ぎにもなってブログのモデルチェンジをする(明日、ていうか今日辛いぞ>自分)。 んーこのテーマだとフォントが小さくて見づらいなと思ったので、見よう見まねでスタイルシートをいじる…
いつものように図書館で借りてきた本を読んでいたところ、鉛筆による書き込みがなされたページがあって、その片隅に「図書館の本に書き込みするな!」と怒りの筆致で記された付箋が貼りつけられていた。 当然これは書き込みをした人の後、かつ私より前にこの…
今朝の読売新聞の社会面の下のほうに、小さな記事ではあるが「渡辺恒雄本社主筆」の自伝刊行のニュースが掲載されているのを見て、いくら読売とはいえそりゃないだろと思った。せめて日曜の書評欄にでもさりげなく紛れ込ませればいいのに、こう堂々と紙面で…
パリ郊外から始まった暴動を話題にしたブログを見て回ったところ、日本だけではなくフランス語のブログにおいてすら、暴動の主柱をなしているとされるアラブ・アフリカ系移民*1について、「自分の意志で移住してきたのに思うようにならないからといって不満…
フランス語で犬は cien というが、 comme cien et chat「まるで犬と猫のようだ」という言い回しは日本語の「犬猿の仲」に相当する。犬と猫ってそんなに相性悪くないと思うのだけど。しかしまあ、考えてみれば犬と猿が喧嘩しているところだって見たことない。…
車を運転中たまたまつけたラジオから流れていた井筒和幸のブジオ*1で耳にしたのだけど、なんでも今日11月1日は、one one one つまりワンワンワンということで犬の日なのだそうだ。いったい誰が考えるんでしょうね、こういうの。 とまあそんなことはどうで…
やっとこさ読み終えたベルナール・アンリ・レヴィの『サルトルの世紀』に触発されて、サルトルの『実存主義とは何か*1』をひさしぶりに読み返してみた。 内容とは全然関係ないのだが、私の本棚にあるこの本は、ずいぶん前に古本屋で50円という安さにつられ…
さいきん不眠症気味で頭がぼうっとしていて(まあ、いつもそうなんだけど)、ろくに本も読めない。なのにまっすぐ帰宅しないでふらふらと図書館に立ち寄り、前から読みたいと思っていた白水社の《シリーズ・ドイツ現代史》が既刊2冊*1とも新規に購入されて…
わたしは、いままで何人かの政治家と話したことがある。その特徴は、「他人の話を聞かない」こと。つまり、こちらが「Aについてどう思いますか?」訊ねると、「はい、Bはですね」と答える。まるで話が噛み合わない。というか、まるでこちらの話を聞いてい…
「良い政治家とは、未来を予言することができ、また、あとでどうして物事が予言したように進まなかったかを説明できる人物である。 ――ウインストン・チャーチル」 奥泉光の『モーダルな事象』を読んでいたところ、第二章の扉ページにこの言葉がエピグラフと…
NHKで五回連続放送された、イギリスBBC制作の「アウシュビッツ」を見ていちばん印象に残ったのは、元SS将校としてアウシュビッツに勤務していたグレーニングという老人である。 彼は、自分は単なる組織の部品にすぎなかったとしてホロコーストに関す…
某新古書店でめずらしくずいぶん古い本を目にしたので、なんの気なしに手に取ったところ、堀口大學の蔵書印が捺されていたのでびっくりした。結局その本は買わなかったのだけど、あれは本物だったのだろうか。気になるなあ。
NHK総合アウシュビッツ(2)「死の工場」を見て フランスにおける反ユダヤ主義の歴史は決して浅いものではない。十四世紀のフィリップ四世以降、幾度かユダヤ人の財産を没収して追放するという王令が出されているし、ペストが蔓延したときに、ユダヤ人が井戸…
はてなダイアリーにはキーワードリンクという機能があって、自分の興味ある話題を扱っている日記を探すのに便利なわけだが、これには賛否両論あるようだ。というのも、キーワードを辿って行ったところ、本文の内容とはあまり関係がなかったということが往々…
あー今日も疲れた疲れた。さーて麦茶でも一杯やりながら(下戸なんです)昨晩録画しておいたアクエリオンとガン×ソードでも見るかな……って、え? ああっ、録画するのすっかり忘れてたよ! そういえば昨日の深夜はちょうどこのエントリーを書いていた。これはも…