2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

漱石もびっくり?

漱石ゆかりの高校、「坊っちゃん」読了生徒4割 いいじゃん別に、読んでなくても。故郷を舞台にしていようが、作者が大作家だろうが、所詮たかが小説じゃないの。読みたくなければ読まなければいい。読んで面白くなかったら途中で放り出せばいい。それでもい…

病院にて

知人が某病院に入院したので見舞いに行ったのだが、しばらく話をして帰ろうとしたところ、「ただいまより当病院長による回診をおこないます。外出中の患者さんは病室にお戻りください」というアナウンスが聞こえた。なんだろうと思っていたら廊下の向こうか…

聖子がセイコーの精巧な時計を精工する

それにしても、トリノオリンピック閉幕後の荒川静香選手のもてはやされぶりを見るにつけ、メダルを取るか取らないかで大きく違うものなのだなあと改めて感じる。私としては、「参加することに意義がある」オリンピックなんだし、選手本人はともかくとして、…

ダジャレ脳の恐怖

ついさっきまで、『チボー家の人々』の作者はロジェ・マルタン・デュ・ガールではなくアルベール・チボーデだと勘違いしていた。読んだこともあるというのに。だいたい、チボーデは批評家だろ>俺。日頃くだらない地口ばかりたたいているからこういうことに…

夭折を屈折に溶接する

前回のエントリで取りあげた村山槐多もそうだが、私は「夭折の〜」という存在に弱い。梶井基次郎やノヴァーリスの名前を聞いただけでクラッとくる。サン=ジュストの腕の中に抱かれて死ねるなら断頭台に送られてもいい*1。これは私の裡に秘められた、通俗ロ…

忙しい日々の合間にこそ殺人について考えよう

どういうわけか、寝る間もないほど忙しいときに限って無性に本が読みたくなる。 確か五木寛之もエッセイの中で忙しいときの読書こそ尊いのだと書いていたが、まさにその通りで、まちがいなく納期までにこの仕事をやり終えなければ路頭に迷うという切羽詰まっ…

夜明けのフランス語

徹夜明けに早朝六時から再放送していたNHK教育テレビのフランス語会話を見る。なんというか、大学一年生に戻ったようで新鮮な気分になった……ような気がしなくもない。なにやってるんだろ、俺、疲れてるのかな。 ところで番組の後半、神戸かどこかで開かれて…

ボナパルトの叔父甥

それにしても、つらつら考えるに、良きにつけ悪しきにつけナポレオンというと一世のことばかり取り沙汰され、その甥の三世が閑却されているというのはいささか理不尽ではないだろうか。そもそも一世の遺骸はパリの廃兵院に安置されているというのに、三世は…

二ヶ月ぶりの更新なわけだが

どうしてこんなに更新をサボっていたかというと、虫歯とそれに伴う偏頭痛に悩まされて文章を書く気力がなかったということもあるのだけれど、それよりもなによりもこの時期ひとしく自営業者を悩ませる確定申告のせいなのだ。そう、今この時にも全国津々浦々…