身近にあるサイボーグ技術

 私は長いこと歯医者に通っていたのだけど、先日ようやっと乳歯*1を一本抜いてその隣の歯の神経を抜き、穴埋めのためにブリッジ*2を嵌め込んで、治療が一段落した。
 ブリッジを装着して数日、口の中の異物感には慣れたのだけど、食事が不味くなったのはどうにも耐えがたい。まず、歯ごたえがヘンだ。ブリッジを着けるための接着剤のせいなのかどうか知らないが、なにを噛んでもガムのような感じがする。おまけに、味もわかりにくくなったような気がする。私は手遅れだけど、歯は大事にしましょう、ホントに。
 だがしかし、Wikipediaで次の一文を目にしたとき、私の中で認識論的転回ともいうべきものが起こった!*3

広義にはコンタクトレンズ義歯などもサイボーグに含まれる。
Wikipedia:サイボーグ

 そうか、俺はサイボーグなのか!
 そういえば、攻殻機動隊のバトーや草薙素子もサイボーグ用の不味い食事を食べていたっけ。ま、サイボーグだからしかたないなあ。とかいってむりやり自分を納得させたりして。

*1:ウン十年生きてきてまだ乳歯があることに去年の暮れまで気づかなかった。

*2:抜いた歯の両脇を削ってそこに固定するタイプの義歯。

*3:大袈裟です。